宅買いについて

宅買いでは、一度にたくさんの本を買い取ることができます。

なかには普段扱わないような本が紛れ込んでいることもあります。これは本が買いたくて古本屋になった者にとってうれしく楽しいことであり、また大きな刺激にもなります。いつ来るかわからない店買いのお客様とは違って、あらかじめアポイントをとったうえで出向いていく宅買いは、スケジュールが決めやすいという点でもストレスが少ないといえます。また、店買いの場合は、店をもっていることが大前提ですが、宅買いなら無店舗でもできます。

そこが最大の利点です。その半面、宅買いにもデメリットがあります。まず自分の店が得意としていない分野の本を買い取らなければならない場合です。また車が必需品で、出張コストがかかるのも難点です。宅買いをする機会がまれであれば、レンタカーや運送屋を利用したほうがいい場合もあります。買い取りにいった場合、当然のことながら、自分の店で品揃えしたいものとは異なる本が大多数を占めていることもあります。そうした場合も、ある程度その分野についての知識をもっていれば、市場を利用したりして、デメリットをメリットに変えることができます。市場を利用することで、買い取りの総合性を担保することができるのです。